ファインアート作品を国内外の展覧会で発表するほか、アートディレクターとして、広告や雑誌、映像制作、CD ジャケットデザインなども手がけるヒロ杉山。幅広く活動する中で、1991 年から 2021 年にかけて制作した 1,200点のドローイング作品を年代順に展示するアーカイブ展「『間』の往来 -Drawing 1991-2021」と、ゴッホやアンディ・ウォーホルなどによる歴史的名作をモチーフとした作品群「シルエット」シリーズを「Paint it Black」と題して、2フロアにわたり展示販売いたします。
約 30 年間の作品制作における、ヒロ杉山の作風の変遷と最新作の数々を、ぜひご覧ください。
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- 会期2021年7月10日(土)〜2021年7月16日 (金) 12:00 -19:00- 会場elephant STUDIO 1F-2F1F : archive exibition 「『間』の往来 - Drawing 1991-2021」2F : solo exhibition 「Paint it Black 」- 住所東京都渋谷区渋谷2-7-4- アポイント性
Ticket予約
- 観覧料¥500から⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム※500円をミニマムとし、⼊場料を⾃⾝で決定し、それが若⼿アーティスト⽀援のためのドネーションとなるシステム。2021年12⽉に開催される未来を担う若⼿アーティストに発表の場を提供し、サポートすることを⽬的としたアートコンペティションに寄付されます。※7月15日 (木)はエントランス無料 (1枚のチケットにつき1グループ3名までの入場となります。)- 主催WATOWA GALLERY- 問い合わせ先info@watowa.jp
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PROFILE
ア ー ティスト / ア ートディレクタ ー。1997 年 にクリ エ イティブ ユ ニット「Enlightenment(エンライトメント)」を立ち上げ、2002 年に開催された村上隆キュ
レーションのグループ展「スーパーフラット」では、現代アートの世界から注目を集める。
パリ、上海、ナポリなどに加え、2018 年には六本木ヒルズ A/D ギャラリーにて個展「ONE HUNDRED AND EIGHT」を開催するなど、国内外の展覧会でアート作品を発表している。
また、イラストレーターとしても活動しており、広告や雑誌、CD ジャケットなど幅広いジャンルで独特の世界観を表現している。さらに、PV 制作や VJ での評価も高く、m-flo や三代目 J SOUL BROTHERS など有名アーティストのライブ映像も手掛ける。近年では活動の幅を広げ、立体作品や空間演出など多方面にわたって創作活動を展開している。
HP. www.elm-art.com/hirosugiyama IG. @hiro_sugiyama_enlightenment
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ART CAREER / STATEMENT
ヒロ杉山は 1962 年東京生まれ。東洋美術学校卒業後、「ヘタウマ」と称されるイラストレーター湯村輝彦氏に師事。後に独 立し、1989 年、谷田一郎と「近代芸術集団」を、1997 年にアーティストユニット「Enlightenment(エンライトメント)」を結成。 国内外を問わずファインアートの展覧会で作品を発表する一方で、グラフィックデザイン、広告など幅広いジャンルで作品を 発表しつづけている。また PV 制作や VJ など映像分野での評価も高く、テイ・トウワ、m-flo, 安室奈美恵、BOA、少女時 代等のライブ映像も制作している。近年では E-girls、AKB48、ももいろクローバー Z 等の CD ジャケットなども手がけている。
今やデザインとアートの境界を示すのは困難ではあるが、その「間」を自在に往来するパイオニア的存在のひとりといえるだ ろう。欧米ではストリート出身の非アカデミックなアーティストが評価された時代に、日本ではそのようなアーティストやデザ イナーは広告業界に身を置いていたため、作品がアートとして正当に評価されることがなかったのではないだろうか。しかし やはり今一度目を向けられるべきであろう。
ヒロ杉山もそんな存在のひとりであり、その作品に目を向けることは、アートと は何であるかを突き付ける問いともなり得るだろう。多くの顔をもつヒロ杉山だが、イラストレーター時代から約 30 年、日々 のドローイングを欠かすことはなかった。その手法は鉛筆、水彩、アクリルなど様々であり、また抽象や具象、そして抽象と 具象の「間」の作品まで、作風も変化してきた。日々のドローイングは、この世ならざるものから「受信」したビジュアルを アウトプットすることだそうだ。言い換えれば、自身がこの世とこの世ならざるものの「間」となることだ。そのために常に 自身の「波動」を高めて作業にとりかかり、できあがる作品の「波動」を高めようと意識しているという。 本展では約 30 年に及ぶドローイングの成果を年代順に展示し、その作風の変遷を紐解いていく。
また、本展のための新作、 ゴッホの《ひまわり》や《自画像》、アンディ・ウォーホルの《バナナ》などといった歴史的名作のマチエールを再現しつつ、モチー フ部分を真っ黒く塗った作品群、抽象と具象の「間」だという「シルエット」シリーズもご覧いただける。
WATOWA GALLERY
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ART IN TIMES OF CORONAVIRUS
WATOWA INC. / elephant STUDIO では、アートは社会を豊かにする力を持っていると信じております。 危機的状況にある社会の中、困難な時だからこそ、アートを部屋に飾ることで、少しでも "HOPEFUL" な気持 ちになっていただければ幸いです。 開催にあたり、感染症の被害拡大の防止策として 、アルコールジェルを用 意させていただき、下記の通り運営させていただきた いと思っております。ソーシャルディスタンスを保ちながら、 作品を鑑賞いただきますようお願いいたします。
*出入口にて、 入場者の検温・消毒・人数カウントを実施いたします。 また、発熱症状等が認められた場合は 入場をお断りさせていただきます。
*アポイント制となります。
1 フロアの入場人数を制限しておりますので、お待ちいただく可能性があります。
ご予約のないお客様のご来廊は遠慮させていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
*1,2F とフロアがございますが、1 フロアあたりに入場いただくお客様は最大 5 名とさせていただきます。それ 以上になる場合は入場制限をさせていただく可能性がございます。
*マスク着用にご協力ください。
*会場内ではこまめな手洗い、アルコール等による手指消毒をお願いします。
*発熱や咳等の症状があるお客様は、来廊をご遠慮ください。
*コロナ感染拡大予防のため、ご来場の皆さまのご署名、ご連絡先をいただきます